つくり手

押田 明成(キリンディスティラリー株式会社 代表取締役社長 兼 工場長)

経歴

1994年キリン・シーグラム入社。御殿場工場にて品質保証、酒類・清涼飲料製造業務に技術スタッフとして従事。キリンビール社初のRTDである氷結の生産立上げに関わる。この間、親会社である米シーグラム社の酒類事業撤退に伴い、2002年にキリンビール100%出資に変更され、キリンディスティラリー社となる。同年キリンビール社に出向し、神戸工場にてビール醸造に従事。2005年キリンビール社に転籍。同社生産統轄部にて酒類の生産管理業務に従事。2011年キリンビバレッジ社湘南工場にて清涼飲料製造業務に製造および品質保証の責任者として従事。2016年キリンビール名古屋工場にてパッケージング責任者および副工場長を務める。2020年キリンディスティラリー社社長兼工場長。現在に至る。

本人コメント

ウイスキー造りがしたくてキリン・シーグラム社に入社しました。しかし当時、ウイスキーは長期的な需要減少が続き、製造量も減少の一途でした。このため入社以降、従事したのはRTDやビール等、ウイスキー以外のことばかりです。ウイスキー事業に関わることはないと思っていた矢先の古巣復帰には自分が一番驚きました。当社が持っている強みを活かしながら、お客様に美味しいと思って頂けるウイスキーを造っていきたいと思います。20年前にはジャパニーズウイスキーがこれほど世界で評価されることは想像できませんでした。輿水さん、久内さんをはじめとする諸先輩方が苦労されながら切り開いてくださったおかげだと思います。良いウイスキーを造ることで恩返しをしていきたいと思います。