アドバイザー

東原 和成 (東京大学農学部応用生命化学専攻 生物化学研究室 教授)

経歴

1989年東京大学農学部農芸化学科卒業後、渡米し、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校でPh.D.取得。その後、博士研究員として、のちにノーベル化学賞を受賞するRobert
Lefkowitz教授の元でGタンパク質共役型受容体の研究に従事。日本人だからこそできる研究を日本から発信したいと志して1996年に帰国。東大助手、神戸大助手、東大助教授を経て、2009年より現職。日本帰国以来、匂いやフェロモンの嗅覚研究を独自のアプローチで展開してNatureやScience誌などトップジャーナルに発表してきている。その成果で、日本学士院学術奨励賞、日本味と匂学会賞、国際Right Awardなど授賞。現在、JST未来社会創造事業で香りのヒューメインな有効活用に向けてプロジェクト推進中。食における香りの重要性も説き、共書として「ワインの香り」(虹有社)などがある。

本人コメント

ウイスキーの記憶は、親父が好きだった角瓶から立ち上る香りとともに、小学生時代に遡ります。ウイスキーの肝ともいえる「香り」を感じる嗅覚は、五感の中でも、私たちの情動を動かし、記憶に強く結びつく感覚です。日本のウイスキーには、日本酒や日本ワインと同様に、日本の土地と気候ならではの独自な風味があり、作り手が込める日本人の優しい心が反映されています。それを継承し、世界へ発信していく場は必要です。さらには、遊び心を持って、新しいウイスキーの世界も開拓できるようなポテンシャルが日本にはあると思います。

主な著書

ワインの香り: 日本のワインアロマホイール&アロマカードで分かる!
月刊 アグリバイオ 2020年2月号 味覚と食品の香り(編集)
プロカウンセラーが教える香りで気分を切り替える技術 ~香りマインドフルネス(監修)
においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる(監修)
Newton フェロモン(監修)